停電時の冷蔵庫・食品衛生

停電した冷蔵庫の食品はいつまで大丈夫か|開けない時間と捨てる判断

停電時の冷蔵庫は、何時間までなら絶対安全と決めつけるより、開けた回数、庫内温度、食品の種類、復旧までの時間で分けて判断します。迷う食品は食べ切るより、体調リスクを避ける判断が大切です。

この記事の結論

停電に気づいたら、まず冷蔵庫と冷凍庫を開けないことを優先します。中身を確認したくなって何度も開けるほど、冷気が逃げて判断が難しくなります。

復旧後は、肉、魚、乳製品、作り置き、要冷蔵表示のある食品から確認します。ぬるい、異臭がある、包装がふくらむ、汁が出ている、いつ温度が上がったか分からない食品は、食べずに処分寄りで考えます。

食品別の判断表

食品停電中の扱い復旧後に見ること迷った時
肉・魚・刺身開けずに冷気を保つにおい、ドリップ、ぬるさ、変色食べずに処分寄り
牛乳・ヨーグルトドアポケットを開けないぬるさ、分離、開封済みか開封済みは慎重に処分
温度変化を避ける割れ、汚れ、長時間の常温化加熱前提でも不安なら使わない
作り置き・弁当取り出さない中心まで冷えていたか、時間経過夏場は特に処分寄り
冷凍食品扉を開けない完全解凍、袋内の水、再凍結跡溶けたものの再冷凍は避ける
調味料要冷蔵表示を確認開封済み、分離、カビ表示に従い不安なら処分

停電中にやること

  1. 冷蔵庫と冷凍庫を開けない
  2. 停電に気づいた時刻をメモする
  3. スマホの電池を温存し、停電情報を確認する
  4. 保冷剤や氷がある場合は、復旧見込みが長い時だけ短時間で移す
  5. 常温で食べられる食品から先に使う

停電中に庫内を整理しようとすると、冷気が逃げます。確認は復旧後または本当に必要な時に限定します。

復旧後の確認順

復旧したら、まず冷蔵庫の温度表示や庫内の冷え方を見ます。次に、傷みやすい食品から確認します。においや見た目だけでは食中毒リスクを判断できないため、長時間ぬるくなった可能性がある食品は無理に使い切らない方が安全です。

冷凍食品は、まだ氷の結晶が残っていて硬い状態なら使える可能性があります。ただし、完全に解けて水分が出たもの、溶けた後に再び凍った跡があるものは、品質だけでなく衛生面も不安です。

停電前にできる準備

外部情報で確認したポイント

農林水産省は、食品の温度が高くなると微生物が増えやすく、冷蔵・冷凍が必要な食品は表示に従って保存する必要があると案内しています。参考: 農林水産省 冷蔵庫のかしこい使い方

厚生労働省は、家庭での食中毒予防として冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下を目安にすること、詰めすぎを避けることを案内しています。参考: 厚生労働省 家庭での食中毒予防

厚生労働省は、停電により温度が上がった冷蔵庫・冷凍庫内の食品は廃棄する注意点も示しています。参考: 厚生労働省 浸水後の消毒相談

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よくある質問

停電中に冷蔵庫を一度だけ開けてもよいですか?

必要がなければ開けない方が安全です。薬や乳児用の食品など取り出す必要がある時は、先に取り出す物を決め、短時間で閉めます。

においがなければ食べられますか?

においや見た目だけでは判断できません。温度が上がった可能性が高い肉魚、乳製品、作り置きは慎重に処分寄りで考えます。

溶けた冷凍食品は再冷凍できますか?

完全に溶けたものの再冷凍は避けます。品質が落ちるだけでなく、温度が上がっていた時間が分からないためです。

まとめ

停電した冷蔵庫は、開けない、時刻を残す、傷みやすい食品から確認する、迷う食品は食べない、の順で考えると安全寄りに判断できます。台風前や夏場は、停電してから悩まないよう保冷剤と常温食品を分けて準備しておきましょう。